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2002/11/18

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新卒採用向けストレス・コーピング適性検査の販売を開始。※日本経済新聞(2002年11月18日付)に掲載

2002年11月18日 サービス詳細

新卒採用コンサルティングをはじめとする採用ソリューション・サービスを手掛ける株式会社アトラクス(本社:東京都文京区小石川1-4-1 住友不動産後楽園ビル11階、代表取締役社長:高木 稔、以下アトラクス)では、早稲田大学文学部心理学教室 小杉 正太郎 教授が提唱する「ストレス・コーピング理論」に基づいた、新卒採用向け適性検査(商品名:コーピング適性検査『G9(ジーナイン)』)の販売を12月に開始する。

「コーピング」とは心理学の専門用語で、ストレスの原因となる事象(ストレッサー)が引き起こす様々な問題を自ら解決し、円滑に処理するための行動特性を意味する。 また、一人一人のコーピングは、ストレッサーの種類や特徴に応じてある程度は変化するものの,多くの場合は固定化・習慣化しており、その人独自の行動特性になっている。この習慣化された行動特性=コーピングは客観的事実として測定が可能であり、この特性を知ることで受検者の"ストレス耐性"のレベルをアセスメントすることができるというもの。

販売価格は1件2000円を予定している。受検者固有のコーピング特性や、全国平均と比較した場合のコーピングレベルが判定されるとともに、受検者固有のストレス反応に基づいて面接質問例が評価シートにアウトプットされる。 また、行動特性適性検査のデファクト・スタンダードになっている当社『A8(アナザーエイト)』や、知的能力検査『C3(シースリー)』などと組み合わせることができるため、受検者の職務適性をより複合的な視点から分析することが可能になった。

新卒採用の場合、最近では入社後3年以内に自己都合で退職する者の割合が全体の3割に達していることが厚生労働省の統計等で明らかになっている。 特に新卒入社後、日が浅いうちに退職した場合、前職がキャリアとして評価されない場合が多く、結局は転職に失敗してフリーターになるケースも増加しており、社会問題化しつつある。 新卒採用において学生と企業のミスマッチをいかにして防ぐかという点は、一企業の問題にとどまらず、少子化の流れと相俟って労働市場全体の大きな課題になっている。

早期退職者の発生頻度が高まっている背景には様々な要因が考えられるが、人間関係の葛藤など、職場のストレスに耐え切れないことが直接的な理由になる場合が相当あるため、ストレスにうまく対応して安定した成果を発揮する人材を、選考時点で客観的にアセスメントするツールとして開発されたのが、コーピング適性検査『G9』である。

また昨今では、社員のメンタルヘルスケア(心の健康管理)に対する企業の関心が非常に高まってきていることから、当社では来春をめどに、メンタルヘルスケアを目的にした社会人向けコーピング適性検査(商品名:コーピング適性検査『G9[M](ジーナイン・エム)』の発売も予定している。

以上

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